本サイトで紹介している「キレイなフォルダを実現させる」という対応は、実は「初級編」「中級編」「上級編」で紹介しているような、「フォルダの構成や名称を工夫する」という作業だけではありません。
「テキストファイル」という、一見して全く関係なさそうなものをうまく活用するという形でキレイな共有フォルダを実現させる、という少々変わったアプローチが存在します。
そもそも、テキストファイルとは、上図のような「txt拡張子のファイル」のことです。卑近な表現をすれば、Windowsのパソコンで言う所の「メモ帳」プログラムで作成するファイルのことです。
改めて、「テキストファイルなんて、フォルダの話題と何の関係があるのか?」を思われそうですが、ここで紹介するテクニックは、テキストファイルの「タイトル」を工夫した上でフォルダ上に配置させるというものです。
具体的には、以下2種類の活用方法を紹介します。
- フォルダ上のコミュニケーション手段とする
- ショートカットファイルの代わりの役割を持たせる
フォルダ上のコミュニケーション手段とする
当然ですが、作成するテキストファイルの「タイトル」や「中身」は、作成者が自由に決めることです。
この「タイトル」を例えば以下のような形にします。
上記のように、テキストファイルの「タイトル」自体に「注意書き」や「伝言」といったことを直接的に記載するというなんとも強引なやり方で、「対象フォルダを見る人との、見えない所でのコミュニケーション」というものを実現させることが出来ます。
最も基本的な活用方法の一つとして、下図のように、格納先フォルダの「解説の役割を持たせる」という工夫を覚えて頂ければ良いかと思います。
このように、テキストファイルの「タイトル」自体を工夫することで、対象フォルダを見る人とのコミュニケーションを図ることが可能となります。
なお、ここでは、テキストファイルの「中身」はどうでも良いです。カラでも、中に何かを適当に記載しても構いません。
ショートカットファイルの代わりの役割を持たせる
テキストファイルに「ショートカットファイルの代わりの役割」というものを持たせることが出来ます。
これは、本質的には先ほど紹介した「解説の役割を持たせる」ということと、全く同じ話です。つまり、テキストファイルのタイトル自体に、解説文として「本来ショートカットファイルを置くことで伝えたかった内容」を直接的に記載するという工夫を施します。
ところで、本サイトでは「ショートカットファイルは活用し過ぎるべきではない」という別の解説ページを用意しています。
そちらの解説では、ショートカットファイルは壊れやすいが故に、「普段からショートカットファイルに頼り過ぎない共有フォルダ環境を作り上げるべき」と解説しています。その「頼らない方法」の一つとして、今回解説した「テキストファイルの活用」というものを紹介しています。
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