組織フォルダを「業務フォルダ」に細分化する事例

知識集
この記事は約4分で読めます。

本サイトの中級編にて、各「組織フォルダ」の構築方法を紹介させて頂きました。

その中で、まず組織フォルダを「業務ごと」に細分化するということを実施し、その上で「業務フォルダ」の中で更に「管理資料/案件資料/一時資料」の3つにグルーピングすることを解説しました。

全体像(流れ)としては以下のイメージです。

上記の流れの中でも、「組織フォルダを業務ごとに細分化する」にあたり、「中級編」では以下のイメージで対応することを紹介しました。

「中級編」の解説においては、上記で言う所の「パターン②」で考え、つまり「組織フォルダ」を「業務フォルダ」に細分化せず、「組織フォルダ=業務フォルダ」として考えていきました。そして、解説に従い「業務フォルダ」を「管理資料/案件資料/一時資料」に分解(グルーピング)しました。

つまり、「中級編」の解説では、「組織フォルダを業務フォルダに細分化する」というフェーズにおいて、実際に業務フォルダごとに分解するという対応(上図で言うところの「パターン①」の流れ)をしていなかった形となります。

そこで、本解説ページでは「組織フォルダを業務フォルダに細分化する」という流れについて、実例を交えて補足解説しようと思います。

目指す姿は、以下のようなイメージです。

組織フォルダを業務フォルダに分解するにあたっては、絶対的なやり方がある訳ではないのですが、あまり良い方が思いつかない場合に、ここで解説する一つのパターン(様式美)を守ることが良いということをお伝えしていきます。

成果物のイメージ

本解説ページでは、事例としてとある会社の「部署」の単位まで分解した後、更に「チーム」の単位まで分解し、このチームというものを組織の最小単位(組織フォルダ)と考えて、この「チームフォルダ」を「業務ごと」に分解していく様子を紹介していきます。

ここでは、上図「チームA」フォルダを題材にしていくことにしますが、ネタバレをすると、最終的に以下のような形での「業務ごとの細分化」を目指します。

基本的な考え方

そもそもですが、「組織フォルダを業務フォルダに細分化する」を実施するにあたり、あまり難しく考える必要はありません。

中級編にて解説した通り、細分化の考え方は「仕事を一定の基準(種類、ジャンル、タイプ…)で分類出来ないかな?」ということを「感覚的に」考えてもらえればそれで良く、つまり分類の基準は適当で良く、そして出来上がる成果物を以下のイメージで問題ありません。

上記のイメージは、「チームA」はいくつかの担当業務を持っており、それぞれの業務に担当者が一人ずつ付いており、そして当然チームという一つの組織として「チームA全体としての予算・実績の管理」「チーム全体のミーティング」といった仕事が存在する、というものでしょうか。(管理人が妄想の中で作り上げた組織ですのでご容赦ください)

こだわって細分化してみる

しかし、上図のような分類だけだと、どこか味気ない印象を受けます。

これに対して、例えば以下のような「階層構造」を考えてみることにしましょう。

つまり、各業務フォルダに対して、「チームA全体としての共通系のお仕事」と、「各担当者が受け持つお仕事」という形の、親となる概念を加えてみた形です。それにより、このように階層構造がイメージ出来た形となります。

この階層構造まで出来れば、初級編の解説に従い、(ナンバリングやグルーピングといったテクニックを使いつつ)以下のような形でフォルダを構築することが可能となります。

このように、組織フォルダを業務フォルダに細分化するにあたり、 「共通系(&その他)」という形で区分をすることが、様式美の一つとなります。少なくとも、「キレイに整理されている感」を演出することが出来ます。

一般化してみる

本解説ページにて紹介した考え方を一般化してみると、以下のイメージとなります。

この「全体像・階層構造をイメージする」「ナンバリング・グルーピングのテクニックを用いてフォルダを構成させる」ということは、単に「初級編」で解説した通りの内容です。

つまり、ここで申し上げたいことは、「組織フォルダを業務フォルダに細分化する」というフェーズにおいても、「初級編」での解説に従い対応すると、フォルダに美しさが生まれるということです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました