フォルダ整理(基礎編):フォルダ整理の基礎テクニック

本サイトは、「キレイで使いやすいフォルダ」の構築/整理方法を体系的に解説しているサイトです。

キレイで使いやすいフォルダとは、以下のようなものです。

  • 「どこに何があるか?」を覚えなくて良い。都度忘れて良い。見れば分かる。
  • 「欲しい資料はどこにあるか?」も、見れば分かる。すぐに辿り着ける。
  • 「この資料はどこに格納すれば良いか?」も、見れば分かる。間違いなくここだ、と分かる。

ここでは、「基礎編」として、フォルダ整理の基礎テクニック」を解説します。

目次

「基礎編」の学習内容と成果物イメージ

ここでは、とある「中小企業のメーカー」をイメージし、その共有フォルダを一から構築してみることを通じて、フォルダ整理の基礎テクニックを解説します。

具体的には、以下のように段階を踏んでいく形で「キレイなフォルダ」を生み出すスキルを身に着けることが出来ます。

【注】フォルダ構築の題材として「組織ごとのフォルダ」を取り上げていますが、
実際の現場では「組織ごとのフォルダ構成」で作ることで様々な弊害が発生します。

(詳しくはこちら)

ここで学ぶ考え方は、あくまで「フォルダを作りにあたっての基礎的な考え方」
であるとイメージしてください。

ステップ①:全体像のイメージ

さて、まずやることは「全体像のイメージ」です。

ここでは、とある「中小企業メーカー」のフォルダ構築をするというストーリーで解説していく訳ですが、まずやることは「全体像のイメージ」です。

ここでは、上記のように、組織の構造に基づいて会社を「9つの部署」で分類してみることにしてみます。

ステップ②:階層構造のイメージ

「全体像のイメージ」の次は、「階層構造のイメージ」のステップに移行します。

先ほど、あなたはを会社を「9つの部署」に分類して考えることにしました。しかし、一般的に「部署」というものは、更に「課」「チーム」といった区分で分類がなされます。

この会社の例でも、一部の部署はいくつかの「課」で構成されるという前提としてみます。

「②:製造部」について着目すると……

この部署は、以下の通りに分類出来る。
「A:技術課」

「B:関東工場」

「C:関西工場」

「③:生産管理部」について着目すると……

この部署は、以下の通りに分類出来る。
「A:生産計画課」

「B:品質管理課」

「⑥:営業部」について着目すると……

この部署は、以下の通りに分類出来る。
「A:第一営業課」

「B:第二営業課」

「C:第三営業課

上記の通り、「②:製造部」「③:生産管理部」「⑥:営業部」の3つの部署については、「課」として細かく分類出来るという想定にしてみました。

さて、この「階層構造のイメージ」のステップにて考えることは、この「一部の部署が、更に細かく部類される」ということをイメージすることです。こちらも、「イメージ」だけでなく「図」で表現することが望ましいでしょう。

具体的には、以下のような形で図で表現することが出来ました。段々と詳細化されてきていることが分かりますね。

なお、ここでは「階層構造」を「下の階層に細かく分類を作る」という形でイメージしましたが、「上の階層に大きく分類を作る」ということも考えることが出来ます。少々イメージし辛いかもしれませんんので、まずは以下のようにイメージ図からご覧頂きましょう。

上記の図では、この会社は9つの「部署」で構成されている前提としましたが、部署よりも上位に「本部」という組織区分があると前提を立ててみた形です。

という訳で、この「階層構造のイメージ」のステップでは、上記のように「部署」という分類に対して、更に「本部」と「課」という分類を加える形としてみます。

ステップ③:全体像&階層構造を元にフォルダを作る

さて、ここまで「全体像のイメージ」「階層構造のイメージ」と2つのステップを経て、「会社 ⇒ 本部 ⇒ 部署 ⇒ 課」と、4階層にまで分類してみた形です。

そこまで出来たら、次は「全体像&階層構造を元にフォルダを作る」のステップということで、実際にフォルダを作ってみましょう。

上記のように、まずは「全体像のイメージ」「階層構造のイメージ」で描いた図を元に、まずは機械的にフォルダを作るということを行います。ここで出来上がったものが、「全体の骨組み/軸」となるイメージです。

ここまでの時点で、実はそれなりに及第点のフォルダが出来上がっています。更に別な言い方をすると、世に存在するフォルダは、いくらぐちゃぐちゃで汚いフォルダが多いとは言え、「さすがにこのくらいのレベルのものはありますよ」ということで、案外このレベルのものは見かけたりします。

しかし、ここまでの時点でのフォルダでも、実は問題点が潜んでいます

例えば、出来上がったフォルダをよく見てみると、「並び順」が、当初描いた絵と違っていることにお気づきでしょうか?

実際に、「本部」の階層(=第2階層)に着目すると、
「製造本部」
「営業本部」
「管理本部」
という並び順になってほしかったはずが、
「営業本部」
「管理本部」
「製造本部」
という並び順になってしまっています。

この「フォルダの並び順が変だ」という問題について、次回のステップにて解決させることとなります。

ステップ④:「ナンバリング」でフォルダ並び順を整える

さて、前回のステップの最後で触れた「フォルダの並び順が変だ」という問題について対処するにあたり、このステップにて、ナンバリングというテクニックを駆使して問題を解決させます。

そもそも、なぜ、「並び順」が思った通りにならないかというと、これは、皆さんご存じ「Windows」や「Mac」というパソコン内で動く「OS」という基本プログラムの働きにより、このように勝手に順番が決まるものとなっています。例えば、適当な名称のフォルダをいくつか作成すると、勝手に「あいうえお順」「漢字・かな・カナが混ざっている場合は、かな、から」といった形で並び替えがなされるというものです。

この「勝手に並び替えされる機能」を上手に利用する形で、狙った通りの並び順にするのが「ナンバリング」のテクニックです。

「ナンバリング」とは、読んで字のごとくフォルダ番号”を付ける」ということですが、早速、具体例をご覧ください。


ご覧の通り、「01_」「02_」「03_」……といった「番号」を付けることで、勝手に並び順が整理(=ソート)される訳です。これが、「ナンバリング」です。これにより、「狙った通りの並びにする」ということを実現できます。

厳密なことを言えば、上記の事例は「Windows」における「エクスプローラ」と呼ばれるフォルダ機能を活用しているために上記のような順番になるというだけで、例えば専用の「文書管理システム」と呼ばれるシステム製品を導入している場合、そのシステム上では異なる形で並び替えされることもあります。しかし、多くの文書管理システム製品では、上記のように「番号」をつけると、その番号に従い並び替えがなされます。

ステップ⑤:「グルーピング」でフォルダ階層を整える

これに対し、当サイトによる独自技術「グルーピング」のテクニックを使います。

「グルーピング」とは何か、それは以下のような「区分け専用のフォルダ」というものを配置させるというテクニックです。

適用させると、以下のようになります。

この「区分け専用のフォルダ」により、「視覚的なグループ」を半ば無理やり作り上げるという形になります。

これにより、「全体像」が掴みやすくなります。

ここまでのまとめと、このフォルダ構成の「問題点」

こまでで、以下のような形で「一からフォルダを構築する手順」を解説しました。

以上、1つの会社を「組織構造」に基づいてフォルダ構成を考えてみた形です。

しかし、実際にはこのような「組織構成に従ったフォルダ構成」というものは、既に多くの会社にて構築・実現していることが多いです。

それほど、一般的なフォルダ構成(=皆思いつくフォルダ構成)という言い方もできますが、このフォルダ構成の仕方には、いくつか問題点が存在します。

部署をまたぐ資料の管理がし辛い

各部署は、基本的には独立した仕事をすることとなりますが、全ての仕事はそうではなく、部署間で連携しながら行う仕事も多く存在するはずです。

上記のフォルダ構成では、そのような「部署をまたぐ仕事」のファイル管理がし辛いという欠点があります。

顧客ごとの管理がし辛い

前述の「部署をまたぐ資料の管理がし辛い」という話題の延長線上の話となりますが、各「顧客」に関しての資料が一元的に集まらず、各部署フォルダに散在する結果になりやすいです。

こうなると、いわゆる「顧客管理」が出来ていない状態となり、顧客に対して何らかの手間をかける結果になったり、顧客への提案やサービス提供にて遅れを取るといった結果も起こり得ます。

つまり、この「組織構造に基づいたフォルダ構成」というものは、あくまで「自社のため」という発想が強く、「顧客のため」という発想が不足する結果となります。(自社のフォルダの話だからと言って、それが「顧客は関係ない」という、ということではない)

「ウチの部署以外のことは知りません」というセクショナリズムを生むフォルダ構成

部署ごとにフォルダが分かれる形となると、一般的な社員の心理として、「自分達の領域はここ」という発想になりやすく、それは「自分達が管轄する仕事以外は自分には関係ない」という、いわゆるセクショナリズムという閉鎖的な文化を作りやすくなります。

そうなると、普段から会社全体の視点で仕事をする社員が少なくなり、会社としての経営体制は弱くなります。

単なる「組織構成に従ったフォルダ」では足りない

結局のところ、単に「組織構成に従ったフォルダ」では、会社の業務を支えてくれるとは言えません。

かといって、安易に「組織構成を無視したフォルダ構成」にするというのも、それはそれで別の弊害を生むことは容易に想像出来ます。

目指すべきは、

「組織構成に従ったフォルダ構成だが、上記の問題点をカバーするフォルダ構成」

もしくは

「上記の問題点をカバーしつつ、会社の文化や組織体制を考慮したフォルダ構成」

といったものを目指す必要があります。

フォルダ整理はプロの力を借りましょう!

上記の問題点を解決させつつ、会社として管理しやすいフォルダを構築するには、

「様々なフォルダ構成のメリットデメリットを把握している人物」

「会社の事情や文化に応じたフォルダ構成を提案出来る人物」

「フォルダを構成(整理)していくにあたり、現実的な段取りや手順を把握し、それを実際に案内できる人物」

このような人物、即ちフォルダ整理のプロの力を借りることが重要となります。

この「基礎編」で案内したテクニックを用いれば、表面的にはキレイなフォルダを構築することは可能です。ただしそれが会社として正しいフォルダ構成であるかは別の話です。自社に最適な構成に仕上げるには、組織や業務フローに合わせた「個別設計」が必要になります。

そして、フォルダ整理のプロの力を借りることで、「個別設計」を実現させ、結果、以下のようなフォルダを実現させることが出来ます。

  1. 「どこに何があるか」が直感的に分かり、迷わない!
  2.  探したい資料に「10秒以内」に辿り着ける!
  3.  資料の「二重管理」や「古いバージョンの混在」といった問題を発生させない!

フォルダ整理の「正解」は会社ごとに違います。ベストな構成を短時間で作るには、外部の専門家と一緒に考えるのが一番早い方法です。もし、本気でフォルダ整理に取り掛かりたいとお考えの会社さまは、下記「フォルダ整理コンサルティング」をご検討ください。

📁実践型の「フォルダ整理集合研修」もどうぞ

当事業所では、「一人一人の社員の皆さまに、フォルダ整理スキルを伝授する」
というスタイルで実施する「実践型 フォルダ整理集合研修」という、
研修サービスも提供しております。

「フォルダ整理コンサルティング」により、プロにより直接フォルダを整理するだけでなく、
フォルダ整理のスキル移転という形で、中長期目線の組織体制強化を併せてご検討くださいませ。

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